あいぴーえるちりょう

IPL治療

涙は目の表面を守るために大切な役割を果たしています。その涙は「水の層」と「油の層」でできており、油の層が涙の蒸発を防ぐ役割を担っています。この油はまぶたの内側にあるマイボーム腺から分泌されていますが、加齢や炎症、細菌感染などでマイボーム腺が詰まると、ドライアイや目の不快感の原因となります。

IPL治療は、このマイボーム腺の詰まりや炎症を改善し、涙の質を高める新しい治療法です。

IPLとは

IPL(Intense Pulsed Light)とは、強い光を目の周囲に照射することで、まぶたのマイボーム腺の詰まりを解消し、涙の油層を正常化する治療法です。

痛みやダウンタイムがほとんどなく、ドライアイやマイボーム腺機能不全の方に広く利用されています。治療は短時間で終わり、日常生活に支障をきたしません。

IPL治療は、従来の点眼や温罨法では改善しにくい症状にも効果が期待できます。

治療の流れ

1. 治療前にメイクを落とします

ご来院後、まずメイクや化粧品をしっかり落としていただきます。

2. 専用のアイマスクを装着し、下まぶたに水溶性冷却ジェルを塗ります

目の保護のために専用のアイマスクを装着し、下まぶたに水溶性の冷却ジェルを塗布します。

3. 目の下を中心に耳の前から鼻まで左右にIPLを照射(所要時間は約10分)

目の下を中心に、耳の前から鼻にかけて左右にIPLを照射します。治療時間は約10分ほどです。

4. ジェルを拭き取り、目の周りを洗浄して終了します

施術後はジェルをやさしく拭き取り、目の周りをきれいに洗浄して終了です。すぐにご帰宅いただけます。

  • 照射後はマイボーム腺の働きが良くなり、涙の油層が整いやすくなります。

  • 治療効果には個人差がありますが、3~4週間おきに4回以上繰り返すことで高い効果が期待できることが臨床データから示されています。

注意事項

  • ゴムで弾かれるような軽い痛みや、ひりひりとした感覚を感じることがありますが、多くの場合すぐに治まります。

  • 治療後、一時的に皮膚が赤みを帯びることがありますが、ほとんどの方は2~3時間で元に戻ります。

  • 照射した部分は強くこすらず、約2週間は日焼け止めをしっかり塗ることをおすすめします。

  • 洗顔や入浴、化粧などの日常生活に特別な制限はありませんので、安心してお過ごしいただけます。

まれに手術中、眼内レンズを支える水晶体の後ろの膜が破れてしまうことがあります。その場合は膜の処置を行いながら眼内レンズを入れますので、手術時間が通常より少し長くなる場合があります。

IPL治療を受けられない方

  • 妊娠中または授乳中の方

  • 光過敏症や光線過敏性を高める薬剤を使用中の方

  • 皮膚が日焼けしている方、または1か月以内に強い日焼けをした(する予定がある)方

  • てんかん発作の既往がある方

  • ケロイド体質の方

  • 血液凝固能に異常がある方

  • 免疫抑制剤を服用している方

  • 前がん病変、皮膚がん、または皮膚がんの既往歴がある方

  • 糖尿病や重度の基礎疾患がある方(医師と要相談)

  • 紫外線アレルギーなど光に対するアレルギーがある方

  • 顔に湿疹や化膿した傷がある方

  • 眼疾患の急性炎症期

  • その他、医師が不適切と判断した場合

費用

  • この施術は自由診療となります。

  • 1回の施術料金は4,400円(税込)です。

  • 施術期間中に処方される点眼薬は自費となります。

  • 治療前や治療終了後の診察・処方については保険診療が適用されます。